プジョー
独創と情熱の歴史
1810年、プジョーブランドの象徴でもある「ライオン」マークを掲げた製品が、世に送り出されました。
その後、プジョーの製品はさまざまな分野に広がっていきます。
工具、コーヒーミル、ペッパーミル、自転車、自動車、そしてモーターサイクル。
いずれも独創的かつ優れた品質で人々に愛された製品たちです。
1810年
プジョーのはじまり
1810年、フランス東部のエリモンクールを拠点に、ジャン=ピエール・プジョー、ジャン=フレデリック・プジョー兄弟による家族経営の製鉄業として、プジョーはスタートしました。最高品質を示す「ライオン」マークを掲げた工具類や、傘、クリノリン、コーヒーミル、自転車など、鉄を材料としたさまざまな製品をつくりました。
1890年
世界初の量産四輪車
1889年パリ万国博覧会で、「プジョー」の名を冠した最初の自動車を披露。この三輪自動車は蒸気を動力としていました。翌1890年には、ダイムラー製ガソリンエンジンを搭載した四輪自動車「Type 2」を製造。プジョーは、世界に先駆け四輪自動車の量産を開始したのです。
1898年
最初のモーターサイクル
プジョーモトシクルは、現存する世界最古のモーターサイクルブランドです。1898年第1回パリ・モーターショーで、ド・ディオン・ブートン・エンジンを搭載したプジョー最初のモーターサイクルを発表。後輪部分にエンジンをマウントする、斬新な車体構造でした。
1907年
スピードへの情熱
プジョーは、モータースポーツにも果敢に挑戦します。現在でも公道レースの最高峰と言われるマン島ツーリストトロフィの第1回大会(1907年)において、プジョー製Vツインエンジンを搭載したノートンが勝利。1934年には、ボルドールでの耐久レースにおいて「P515」が、2,000kmおよび3,000kmの平均最高速度、24時間走行の平均最高速度、という3つの世界記録を樹立しました。
1953年
移動の自由を誰にでも
第二次大戦後には女性の社会進出が進み、手ごろな交通手段としてのスクーターが世界的なブームとなりました。1953年に登場した「S55」は、フロントのトランクとキャリアや快適なダブルシートが特徴で、ヨーロッパ市場で大いに人気を博しました。
2018年
モーターサイクル製造120周年
プジョーが生まれた場所であるパリ・モーターショーにおいて、歴史的モデルから最新EVまで各年代のプジョーによるパレードを実施。120年におよぶ歴史と新たな時代の始まりをアピールしました。
2020年
ブランド誕生210周年
210周年という特別な時を記念して、ブランドの歴史と品格を感じさせる特別なモデルが誕生しました。