プジョーモトシクル125年の軌跡
1898年、ディオン・ブートン・エンジンを搭載したプジョー初のモーターサイクルを第1回パリ・モーターショーで発表。
その後、さまざまな市販モデルを開発しながらも、マン島TT、ボルドール耐久、ツール・ド・フランスなどモータースポーツでも活躍し、
世界中にその名を広めました。125年の歴史を誇る、現存する世界最古のモーターサイクルブランド、プジョーのプロダクトは、
古き良き伝統と現代フランス文化の融合による個性で、唯一無二の存在感を発します。
1810年
プジョーのはじまり
1810年、フランス東部のエリモンクールを拠点に、ジャン=ピエール・プジョー、ジャン=フレデリック・プジョー兄弟による家族経営の製鉄業として、プジョーはスタートしました。最高品質を示す「ライオン」マークを掲げた工具類や、傘、クリノリン、コーヒーミル、自転車など、鉄を材料としたさまざまな製品をつくりました。
1890年
世界初の量産四輪車
1889年パリ万国博覧会で、「プジョー」の名を冠した最初の自動車を披露。この三輪自動車は蒸気を動力としていました。翌1890年には、ダイムラー製ガソリンエンジンを搭載した四輪自動車「Type 2」を製造。プジョーは、世界に先駆け四輪自動車の量産を開始したのです。
1898年
最初のモーターサイクル
プジョーモトシクルは、現存する世界最古のモーターサイクルブランドです。1898年第1回パリ・モーターショーで、ド・ディオン・ブートン・エンジンを搭載したプジョー最初のモーターサイクルを発表。後輪部分にエンジンをマウントする、斬新な車体構造でした。
1907年
スピードへの情熱
プジョーは、モータースポーツにも果敢に挑戦します。現在でも公道レースの最高峰と言われるマン島ツーリストトロフィの第1回大会(1907年)において、プジョー製Vツインエンジンを搭載したノートンが勝利。1934年には、ボルドールでの耐久レースにおいて「P515」が、2,000kmおよび3,000kmの平均最高速度、24時間走行の平均最高速度、という3つの世界記録を樹立しました。
1953年
移動の自由を誰にでも
第二次大戦後には女性の社会進出が進み、手ごろな交通手段としてのスクーターが世界的なブームとなりました。1953年に登場した「S55」は、フロントのトランクとキャリアや快適なダブルシートが特徴で、ヨーロッパ市場で大いに人気を博しました。
2014年
伝説のS シリーズの復刻
50年代に人気を博した、プジョー初のスクーター「S55」にインスパイアを受けた新しいスクーター「ジャンゴ」を発売。レトロだけどモダンな独自のスタイルで、アーバンモビリティの可能性を広げました。
2023年
ブランド誕生125周年